レーシックと脳の関係

レーシックと脳の関係

世界的な眼科の権威であるJack T.Holladay医師は自身の著書で、「手術により、本来のその人の見え方を変えてしまうと、それまでその人が長年に渡って作り上げてきた見え方に対する脳の調整機能が上手く働かなくなってしまうことがある。新たな見え方を作り出すことは、予想外の結果を視機能にもたらす可能性があり、慎重にしなければならない。」と説明している。

また、実際の医療においての体験として、「レーシックにより、近視の患者の眼を、検査数値上はパーフェクトだといえる手術をした。もの凄く喜んで頂けると思っていた。しかし、当の本人は目の不具合や違和感を訴えたのだ。何かの間違いではないかと思い、様々な検査をしたが、どこにも異常は見当たらない。おかしいと感じたが、何故か原因がわからないのだ。
この経験から私は、視力は脳が密接に関係しているので、時に数字では理解できないようなことが起こりうることを学んだ。」と書かれている。

どのように完全な手術や精密な検査をしても、検査データの数字に異常がない。しかし、目に違和感や不具合がでることは、脳が状況の変化に順応できていないということが考えられる。

見え方の質:神経順応の理解より

タグ:レーシック

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posted by lasiknanmin at 2012年09月10日22:53 | Comment(3) | 手術について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レーシックにおける再手術の危険性

レーシックでは再手術が必要な場合が数%存在します。その殆どが術後の再近視化による視力低下、もしくは過度の矯正による過矯正などです。
一般的には再近視化により裸眼視力が0.6を切り、生活に支障がでる場合は再手術を検討します。なるべく再手術にはリスクもあり眼鏡等で矯正することが推奨されます。
一方過矯正による遠視では、視力が+1Dを超える場合に再手術が必要になります。それ以下であれば数ヶ月から数年程で視力が僅かに下がり安定した視力になるようです。

また、レーシック後の再手術は慎重に検討しなければなりません。再度フラップを持ち上げる際はフラップ損傷や皺が発生しやすくなります。1度目の手術ではフラップは強度に接着されており滑らかな状態を保っています。しかし、再度フラップを持ち上げることは様々なリスクが存在するため慎重に検討しなければなりません。

では、再手術をする場合はどの選択肢が最良であるか?答えはPRKがリスクが若干低いといえます。
フラップを再剥離しないためです。しかし、PRKは乱視や角膜混濁が発生することもあるため、信頼できる医師や高性能なエキシマレーザーが必要です。再手術におけるエキシマレーザーはトラッキング性能が高いこと、照射時間が短いことが極めて重要になります。
再手術は、非常に高いリスクがあることも忘れてはなりません。

再手術後の視力推移について述べたいと思います。再近視化での再手術は再度視力が落ちる可能性があります。過矯正での再手術後は再遠視化することはなく、近視化が進む可能性があります。これはエキシマレーザーを中心部の周りに照射するため角膜強度が落ち眼圧等で角膜形状が球面化するためです。RKを行った患者が術後再遠視化することからいっても間違いありません。

レーシックやその他の近視矯正手術はメリット=ハイリスクであるため慎重に検討する必要があります。

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posted by lasiknanmin at 2012年09月05日23:03 | Comment(0) | 手術について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

角膜の厚みとレーシック手術について

角膜の厚みとレーシック手術について

角膜の厚みについて、ご質問を頂く事が多くありますので、角膜の厚みとレーシック手術について、ご説明をしたいと思います。一般的に、角膜が厚いほど、より強い角膜の矯正(レーザーによる蒸散)を行うことができ、強い近視・乱視を矯正することができます。これは言い換えると、強い近視・乱視を矯正するには、より多くの厚みの角膜の矯正が必要となるということです。

矯正に使用する角膜の厚みについて
レーシック手術では、レーザーを用いて角膜を蒸散する(削る)ことにより、屈折(近視・乱視・遠視)矯正を行います。このとき、フラップを除いた角膜の残り(角膜ベッド)の厚みが、250ミクロン以下になるような矯正は行うべきではありません。つまり、

「角膜全体の厚み − フラップの厚み − 250ミクロン = 矯正に使える角膜の厚み」
となります。

レーシック手術を行う場合、この矯正に使える角膜の厚みを、どう有効に使うかを十分に検討した上で、手術を実施しなければなりません。近視・乱視の強さにより矯正が必要な角膜の厚みは異なりますが、「一度の手術で全てを使い強い矯正を行う」、「一部だけを使い必要最低限の矯正にとどめる」、など様々な選択肢が考えられます。元々の近視・乱視の強さと、将来的な状態について考慮した上で、計画的に治療を行うことが必要です。
たとえば、仕事でパソコンを一日6時間以上使うような方の場合には、1.5〜2.0の視力にすることは適切とは言えません。このような方の場合は、0.8〜1.0の視力とすることで、角膜を蒸散する厚みも必要最小限に抑え、中間距離も見やすく、日常生活は裸眼で過ごすことができるようになり、適切な矯正となります。レーシック手術は、一生に一度だけしか行えないというわけではありません。矯正に使える角膜の厚みが十分残っている間は、矯正は何度でも行うことができます。このため、将来の可能性を考慮すると、できるだけ角膜の蒸散量を抑えた治療を行うことが望ましいといえます。

将来の視力のために

一度のレーシック手術で、高い精度の矯正を実現する場合には、いくつかの問題があります。例えば、より厚い角膜をレーザーで一度に蒸散させた場合には、その分だけ矯正の誤差も大きなものとなってしまいます。また、それぞれの患者さんについて、手術後の角膜の状態の変化を、正確に予測すること非常に困難です。

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posted by lasiknanmin at 2011年11月08日20:03 | Comment(0) | 手術について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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